『死のおしくらまんじゅう』
『死のおしくらまんじゅう』
あれは忘れもしない
10年前の夏?
7年前の春?
いやいや9年前の冬・・・
いつの話だったかは忘れてしまったが・・・
○○さんが物件の鉄部塗装工事を請け負った時の話だ。塗装工事で「入居者の方が怒っているみたいなので、一緒についてきて。」と言うことで、現場に二人で向かいました。
現場に着くと、共用部通路に塗料を入れたバケツが転がっており、塗料があちらこちらの壁・床面に付着している。
入居者の方に事情を聞くと、通行の妨げになる場所にこんなものを置いてあったので、つまずいた。自分が着ているTシャツとズボンが汚れてしまったので弁償して欲しいとのことでした。
現場を確認したが、人が通る場所に塗料などは置いておらず、故意に蹴飛ばしてイチャモンを付けているとしか思えませんでした。
とにかく、入居者様には、ちゃんとした原因がわからなければ、損害を賠償できない旨を説明すると・・・
入居者 「○○さん話が違うよねぇ~誠意を見せるって言ったよねぇ~」
○○ 「だから・・・こうやって謝りに来たわけでぇ・・・」
入居者 「誠意って謝るだけなのぉ~」
○○ 「だから・・・菓子折を持ってきたわけでぇ・・・」
入居者 「誠意ってお菓子なのぉ?」
そんな会話が続き、ラチがあかなかったので、さっきも話しましたが、当社の管理に落ち度がなければ、今の段階ではこれ以上の事はできない旨を説明すると・・・
いきなり部屋に入り、ガシャンと言う音と共に2本の包丁を持った、入居者様が現れ、包丁を振り回してきました。
さっきまで隣で一緒に話をしていた○○さんは、僕の真後ろに回り込んでおり、信じられないことに後ずさりをしようとした僕をグイグイ後ろから押すんです。
まさに背水の陣!!
死のおしくらまんじゅうの始まりです。
結局は、なんだかんだ話をし、冷静になったところで詳しく話を聞いてみると、彼女と喧嘩をしてむしゃくしゃしていた入居者様が塗料入りのバケツを蹴飛ばしたそうだ。本来なら家主様の建物に、故意に損害を与えているので、損害を請求したいが、今後迷惑を掛けないと約束していただければ、無料で補修を行う旨を告げ、納得していただくことが出来ました。
帰りの車で、○○さんと
○○ 「刺されなくて良かったねぇ~」
僕 「背中を押すもんなぁ~なんで走って逃げなかったの?」
○○ 「そうだよねぇ~そこまで気が回らなかったよ。昨日も包丁を持ってきたので、すぐに逃げたんだけどねぇ~」
僕 「えっ?昨日?」
○○ 「昨日もあって危ないからついてきてもらったんだよ」
僕 「行く前に言ってよ!!警察にも連絡できたじゃん!!」
○○ 「先に言ったらついてきてくれないと思って・・・まぁいいじゃん刺されなかったんだから!!」
最終的には逆ギレをされ、ああいう人は実は気が弱いからそんな度胸はないよと言われて納得してしまったが、この2日後に救急隊に包丁で斬りつけて逮捕された事について○○さんはどう言い訳してくれるのだろう?
生きててよかったという話でした!!
あれは忘れもしない
10年前の夏?
7年前の春?
いやいや9年前の冬・・・
いつの話だったかは忘れてしまったが・・・
○○さんが物件の鉄部塗装工事を請け負った時の話だ。塗装工事で「入居者の方が怒っているみたいなので、一緒についてきて。」と言うことで、現場に二人で向かいました。
現場に着くと、共用部通路に塗料を入れたバケツが転がっており、塗料があちらこちらの壁・床面に付着している。
入居者の方に事情を聞くと、通行の妨げになる場所にこんなものを置いてあったので、つまずいた。自分が着ているTシャツとズボンが汚れてしまったので弁償して欲しいとのことでした。
現場を確認したが、人が通る場所に塗料などは置いておらず、故意に蹴飛ばしてイチャモンを付けているとしか思えませんでした。
とにかく、入居者様には、ちゃんとした原因がわからなければ、損害を賠償できない旨を説明すると・・・
入居者 「○○さん話が違うよねぇ~誠意を見せるって言ったよねぇ~」
○○ 「だから・・・こうやって謝りに来たわけでぇ・・・」
入居者 「誠意って謝るだけなのぉ~」
○○ 「だから・・・菓子折を持ってきたわけでぇ・・・」
入居者 「誠意ってお菓子なのぉ?」
そんな会話が続き、ラチがあかなかったので、さっきも話しましたが、当社の管理に落ち度がなければ、今の段階ではこれ以上の事はできない旨を説明すると・・・
いきなり部屋に入り、ガシャンと言う音と共に2本の包丁を持った、入居者様が現れ、包丁を振り回してきました。
さっきまで隣で一緒に話をしていた○○さんは、僕の真後ろに回り込んでおり、信じられないことに後ずさりをしようとした僕をグイグイ後ろから押すんです。
まさに背水の陣!!
死のおしくらまんじゅうの始まりです。
結局は、なんだかんだ話をし、冷静になったところで詳しく話を聞いてみると、彼女と喧嘩をしてむしゃくしゃしていた入居者様が塗料入りのバケツを蹴飛ばしたそうだ。本来なら家主様の建物に、故意に損害を与えているので、損害を請求したいが、今後迷惑を掛けないと約束していただければ、無料で補修を行う旨を告げ、納得していただくことが出来ました。
帰りの車で、○○さんと
○○ 「刺されなくて良かったねぇ~」
僕 「背中を押すもんなぁ~なんで走って逃げなかったの?」
○○ 「そうだよねぇ~そこまで気が回らなかったよ。昨日も包丁を持ってきたので、すぐに逃げたんだけどねぇ~」
僕 「えっ?昨日?」
○○ 「昨日もあって危ないからついてきてもらったんだよ」
僕 「行く前に言ってよ!!警察にも連絡できたじゃん!!」
○○ 「先に言ったらついてきてくれないと思って・・・まぁいいじゃん刺されなかったんだから!!」
最終的には逆ギレをされ、ああいう人は実は気が弱いからそんな度胸はないよと言われて納得してしまったが、この2日後に救急隊に包丁で斬りつけて逮捕された事について○○さんはどう言い訳してくれるのだろう?
生きててよかったという話でした!!