2025.10.10 住宅ローン減税について

【住宅ローン減税とは?】
住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)とは、住宅を購入する際に借りた住宅ローンの一定割合を所得税から控除できる制度です。住宅取得を支援する目的で設けられており、毎年の年末時点での住宅ローン残高に応じて、最大13年間控除を受けることができます。
【控除額の計算方法】
控除額 = 住宅ローン年末残高 × 控除率(通常0.7%)ただし、控除額には上限があり、購入した住宅の種類によって異なります。
控除期間は原則として 13年間 ですが、取得時期や条件により異なる場合があります。
【適用条件】
住宅ローン減税を受けるための主な条件は以下のとおりです。
・住宅の取得者が 自己居住用 に使用すること
・床面積50㎡以上(令和4年以降の契約では、所得1000万円以下の場合40㎡以上も可)
・合計所得金額が2000万円以下 であること
・住宅ローンの借入期間が 10年以上 あること
・中古住宅の場合、一定の耐震基準を満たしていること
【申請方法】
住宅ローン減税を受けるには、初年度は 確定申告 が必要です。会社員の場合、2年目以降は年末調整で適用されます。
-確定申告に必要な書類-
・住宅ローンの 残高証明書
・登記事項証明書
・売買契約書または請負契約書のコピー
・源泉徴収票(給与所得者の場合)
・住民票の写し
【注意点とポイント】
控除額は支払う所得税が上限となるため、所得税が少ない場合は満額控除を受けられない可能性があります。
控除しきれない場合は、住民税から一部控除(最大9.75万円/年)される制度があります。
住宅ローン減税の適用期間や条件は改正されることがあるため、最新の情報を確認することが重要です。
【まとめ】
住宅ローン減税は、住宅取得の負担を軽減するための大きなメリットがあります。制度の条件や計算方法を理解し、適切に申請することで最大限の控除を受けることができます。
















